交換作業2

 これは興味深いカット♪出っ張ったピストンを押し戻すための
 器具 ピストンが出たままだと厚みのある新品パッドが
 きちんと収まらないことになってしまいますのでそれを
 解消するために使われます

 さぁ元の位置にピストンが押し戻されました
 出っ張った状態の写真をご覧になって比べてみてください→
 結構張り出していたんですね

 さて、ピストンを戻すともう一つ気を付けることがあります!
 ピストンが出っ張ることでブレーキフルードが移動していたん
 ですが押し戻されたことでフルードも押されて戻ってくるん
 です!普段上限と下限の間にある液面が上限を超えていること
 にご注意ください!うっかりフルードを継げ足していた場合
 溢れてしまうことがあります!
 フルードは塗装面を腐食させますので、溢れないように事前に
 確認しておいてください
 また、作業は必ず資格を持ったプロにお願いしてください!
 ちなみにブレーキフルードは純正です♪

 ブレーキキャリパーを固定しているのは2本のシャフトです
 このように両方外せば分離できますので、点検やダストの
 クリーニングの際はこのようにしておくと作業しやすいですね
 ピストン周辺に液漏れ等のシール不良は見られませんでした
 ピストンシールは重要部品です!これが損傷していると
 踏力を伝えられなくなるだけでなくピストンが戻らなくなると
 言うトラブルになることがありますので、要チェックです!
 ツアラーVのリアキャリパーはシングルピストン浮動キャリパ
 ーと言い、片側からパッドを押すことでキャリパーがスライド
 する一般的でコンパクトな方式 リアはこれで十分です!

 パッドをローター側に向けて装着します
 次にパッド固定用のスプリングをかませてキャリパーを被せ
 固定シャフトを締めて作業完了です

0

 追加作業をしていただきました♪ 方法は非公開ですが
 サイドブレーキの調整をしていただきました
 黄色い矢印がその調整ポイントです

 ホイール装着前に超耐熱潤滑スプレー・スレッドコンパウンド
 塗布しておきます これで不慮のホイール脱落を防ぎます
 しばらく走ったらホイールナットを増し締めしましょう

 スレッドコンパウンド 私は初耳ですが整備士さんには
 レギュラーアイテムだそうです 固形とチューブ入りも
 あります

 ホイールの装着はジャッキアップ状態で仮り止めしジャッキを
 下げてから本締めします 十字レンチでしっかり止めましょう

 リアパッドの減り具合です 左右で減り具合が違いますが
 特に問題ありません
 緑が右用、黄色が左用のパッドです

作業1

作業2

作業3