ホワイトバランスについて coolpix990編
 ホワイトバランスとは被写体の白さを調整する機能のことです
 被写体はいろいろな光の元にあります 太陽、電球、蛍光灯と
 条件は様々です そんな多様な光の中で重要になるのが被写体
 の白さなんです 白がきちんと白く見えないと見た目に奇妙な
 写真になってしまうからです
 人の目は脳で色合いを自然と補正して見るので白色の車は
 白色として見る(知覚する)ことができます
 カメラも同様にその場の光源のまま捕らえますが設定によって
 は見た目とは異なる色に受像してしまいますので光源ごとに
 白色の基準を設定する必要があります
 それが
ホワイトバランスです
 通常は
オートホワイトバランスにしておけば見た目通りに撮影
 できます 夜間の撮影でもオートに設定しておけば無難な色合
 いにまとめてくれますので便利な機能と言えます♪ 
 とは言え撮影した写真が妙な色だなぁと思ったら
 
ホワイトバランスをオート以外に変えてみましょう
 ※マニュアルモードで変更可能です

 以下では
ホワイトバランスをプリセットデータに変更した画面
 を順にご紹介しましょう
 フルオート撮影の場合はホワイトバランスもオートになっており
 カメラが光源の色合いを判断して自動的に白さを調整します
 白さの基準となる光源の色合いを表す単位を
ケルビンといいます
 車好きの皆さんにはH.I.D.等の色合い表現でおなじみですね
 太陽光:5200K(ケルビン) 晴天の日陰:7000K
 ストロボ撮影:6000K 曇り・夕焼け:6000K
 白熱電球:3200K 白色蛍光灯:4000Kというのがおおよそ
 のケルビン数です このケルビン数を上手に利用して写真の
 雰囲気を変える方法もありますので知っておくと便利ですよ♪
 シルバーの車を例に撮影してみましょう♪
 
ホワイトバランスは以下のプリセットデータ以外に手動で合わ
 せることもできます 合わせ方は白い紙を一枚用意すると便利
 です カメラの前に白い紙(グレー)を置いて撮影しその画像を
 マニュアルホワイトバランス用に設定すればオーケー
 異なる光源下できちんと白く見えるようにホワイトバランスを
 積極的に合わせましょう
 このような状況では白い車を探してボンネットなどを撮影して
 も良いでしょう

オート:太陽光下に近い設定 (ストロボ自動発光)

ストロボ(ストロボ発光)

曇り

蛍光灯

白熱灯
 ●全て黄色っぽい街灯下で撮影しています
 オート
:街灯の色合いを補正して車の色合いを太陽の下で見る
 ような印象に自動調整されます(ストロボ自動発光)
 
ストロボ:ストロボを光らせる前提の設定です ストロボが
 光ると青っぽく(6000K)なるのを防ぐために赤色系ベースに
 色合いを変化させています
 
曇り:街灯が当たっている状態の見た目に一番近い色合いです
 設定ケルビン数がストロボとほぼ同じなので似た印象です
 
蛍光灯:若干赤っぽくなるのを防ぐため青みを強くしています
 (車体の一部に街灯の色合いが残っています)
 
白熱灯:電球色で赤っぽくなるのを防ぎ青みを強くした印象の
 映像です
 いかがでしょう このように同一条件下でも
ホワイトバランス
 
を変えることでこんなに印象の違った写真になることが理解
 できたことと思います♪
 その場の見た目に近い色合いを望むか、その場の雰囲気で色合い
 補正を楽しむかによって設定を変えてみるのも良いですね
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