ワイドコンバージョンレンズってどう使うの?
ワイコンレンズを使おう
 ワイドなレンズとは画面内にたくさん撮影風景が収まるレンズを言います
 一眼レフカメラではレンズを交換してワイドやテレ(望遠)に対応した物を装着できますが、コンパクトデジカメでは(一部を除いて)
 レンズ交換ができません(涙)そのため
コンバージョンレンズ(ワイコン&テレコン)という物が用意されています
 デジカメの製品情報や基本機能等の所に レンズ:35mm換算(38〜115mm)等という数値が書いてあると思いますが
 (なぜ換算値なのかは今回は省きますね)これはレンズの一番近く側と一番遠く側を示した値です
 小さい方の数値が小さいほどワイドに撮影できます 換算値
28mmという数値であればほぼ満足でしょう!
 「光学12倍レンズ搭載!」などと倍率ばかりに注目が集まりますが車の撮影を行う場合には
ワイド側のサイズが重要になります
 コンパクトデジカメの平均的なワイド側は換算値
38mmあたりなので車内のワイド撮影に向いているとは言いにくい値ですね:涙

 ワイコンの弱点としてボディの大きさ故、内蔵ストロボの光を
 遮ってしまうという困った問題があります これは
ワイコン
 付けた状態の写真ですが右端にストロボが行き渡りきっていな
 いのがおわかりでしょうか…このように撮影した写真の一部が
 黒く(暗く)なってしまうのです これを
ケラレると言います

 左の写真右側に黒い影が出ています 何故かというと後付した
 レンズの脇からストロボが発光するためレンズボディに光が
 遮られ影となって現れてしまったためなのです
 これを回避するにはワイドレンズの影が出ない位置からストロボ
 を光らせる必要があります
 そこで
外付けストロボ装置の登場です!
 別売のパーツ(増灯ブラケットと言います)↓を購入します

 増灯ブラケットの取り付けはこちらをご覧くださいませ
 もう一度車内にて増灯ブラケット無しで
マニュアルモード撮影
 してみましょう

 標準レンズで運転席を撮影 シャッター:1秒 絞り:2.8
 ストロボ:スローシンクロ・ディフューズ -2.0 ISO400
 (
ディフューズとは拡散させること ストロボの光を何かで
 遮って明るさを減らす方法です カメラ本体の設定で増減可能
 私はティッシュを二枚重ねして光を遮ってみました

 マニュアルフォーカス:1.0メートル
 オートでストロボを光らせると明るくなりすぎるので
 
マニュアルモードを利用して撮影しましょう

 同じ場所からワイコンを付けて撮影です!
 今度は助手席の椅子からグローブボックスまで収まっています
 シャッター:1秒 絞り:2.8 ストロボ:スローシンクロモード
 ハンドルの右半分が暗くなっていますね これが
ワイコンの影!
 まさに
ケラレた状態と言います:汗
 こういう時こそ外部ストロボを使うと良いですよ♪

 ワイコン装着状態の室内写真です 後席中央付近から構えると
 こんな感じに撮影できます これで前席は収まりましたね♪
 撮影モードは
フルオートモード、増灯ブラケット装着
 内蔵ストロボ発光禁止 外部ストロボ正面向き発光
 いかがでしょう 
ワイコンありで明るく撮影するという意味
 ではうまく撮影できた方だと思いますが、こういうカットは
 どんな内装かわかるようにディテールを意識したカットといえ
 ます 室内の光り物を優先的に目立たせるためという意味では
 違う写真になってしまいました…撮影する側がどんなカットを
 求めるかによって使う道具も変わってきますが、オフ会で
 気軽に撮影するにはこれぐらいの準備で十分だと思います♪
 
三脚ワイコン、外部ストロボがあればオーケーでしょう!
 もちろん照明器具や反射板(ボード、布等)を使えばより
 自由度の高い写真が撮影できますよ♪

 これは左と同じ車の室内をワイコンを使って撮影しました
 シャッター:2秒 絞り:2.8 マニュアルフォーカス:1.1m
 メーターの明るさは十分ですが足元が暗めなのでシャッターを
 長めに開けたらメーター照明が強くなってしまいました これが
 気に入らなければ絞りをもっと絞って2.8ではなく4.4等に設定
 露出をプラス補正して画面全体を明るめに変えストロボを弱めに
 発光させればハンドルやスイッチ類までシャープに見やすくなった
 と思われます♪
 しかし、光っている物と光っていない物を同時に撮影する場合
 バランス良く両立させるのはとても難しいですね:汗
 ストロボを上手に使うにも経験が必要です
 白い紙などで覆って光を減衰させ上手にバランスさせましょう!
 デジタルカメラならその場で結果をチェックすることができます
 からいろいろ試してみると良いと思います

 それから隣同士の車が近づきすぎてこのように標準レンズでは
 入りきらない!ということがありますよね
 こんな時も
ワイドコンバージョンレンズが役に立ちますよ!

 こちらがワイコンを付けて同じ位置からの撮影 いかがでしょう
 きちんと車全体が入ってくれました!オフ会の会場は大抵の場合
 「詰めて駐車」がマナーですから
ワイコンは本当に重宝ですね

 最後にもひとつ 暗い会場でできるだけ良い条件で撮りたい
 なら明るい場所に車を置いて撮影しましょう(当たり前か…)
 車の移動可能な会場でしたらこういった暗いところより…


こんな照明の下で撮影すると、条件がかなり改善されますよ♪
 何はともあれ、これで夜のオフ会撮影に当たって一通りの基本を押さえてみました♪
 皆さんもいろいろ撮影してご自分のカメラがどんなキャラクターを持っているのか、どんな撮影ができるのか、マニュアルを手に
 検証してみてください それだけでもたくさんの経験値を集めることになりますよ 頑張ってくださいませ♪
 
撮影車両協力:つあら〜友の会の皆様 rustyさんかおるちゃん・ひでさんコミさん ご協力ありがとうございました!

初めはオートで♪

夜景モードにしよう

室内撮影は暗くて狭い:汗

ワイコンレンズを使おう

◆応用編◆

三脚の使い方

ホワイトバランス

外部ストロボを使おう

990で実際に車を撮影してみよう

3100で運転席をいろいろ撮影しよう

3100でホワイトバランスを変える

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